原形不定詞とは、通常の不定詞のようにtoを付けず、動詞の原形だけを使う表現です。let・make・helpなどの動詞と、人を表す目的語の後ろで使われます。
この記事でわかること
- 原形不定詞の基本の形
- let・make・helpの意味と使い分け
- 知覚動詞と原形不定詞の考え方
- to不定詞との違いと練習問題
🟨 原形不定詞は、toを付けずに動詞の原形を置く表現です。
原形不定詞の基本
通常の不定詞はto+動詞の原形ですが、特定の動詞の後ろではtoを付けない動詞の原形を使います。目的語である人と、その後ろの動詞が「人が〜する」という主語・述語の関係になります。
I let my brother use my computer.
私は弟に私のコンピューターを使わせてあげます。
My mother made me clean my room.
母は私に部屋を掃除させました。
⚠️ 原形不定詞では、toを付けません。動詞の原形をそのまま置きます。
💡 動詞+人+動詞の原形の形を見つけたら、原形不定詞を疑いましょう。
let+人+動詞の原形
let+人+動詞の原形は、「人に〜させてあげる」「人が〜するのを許す」という許可の意味です。
Please let me go.
行かせてください。
She lets her children play outside.
彼女は子どもたちを外で遊ばせています。
Ken let me use his computer.
ケンは私にコンピューターを使わせてくれました。
🟨 let+人+動詞の原形は「人が〜するのを許す」です。
make+人+動詞の原形
make+人+動詞の原形は、「人に〜させる」という意味です。本人の意思とは関係なく、何かをさせる強制のニュアンスがあります。
My mother made me clean that room.
母は私にその部屋を掃除させました。
Mike always makes people laugh.
マイクはいつも人々を笑わせます。
Hot milk makes you sleep well.
ホットミルクはあなたをよく眠らせます。
⚠️ letは許可、makeは強制に近い「〜させる」です。意味の違いを意識しましょう。
help+人+動詞の原形
help+人+動詞の原形は、「人が〜するのを手伝う」という意味です。helpの場合は、動詞の原形だけでなくto+動詞の原形も使えます。
I helped Emi carry her bag.
私はエミがバッグを運ぶのを手伝いました。
We will help you wash the dishes.
私たちはあなたがお皿を洗うのを手伝います。
I helped my mother to prepare dinner.
私は母が夕食を準備するのを手伝いました。
💡 helpはhelp+人+動詞の原形とhelp+人+to+動詞の原形の両方が使えます。
知覚動詞+人+動詞の原形
see・hear・watchなど、見たり聞いたりする知覚動詞の後ろでも、人+動詞の原形を使うことがあります。「人が〜するのを見る・聞く」という意味です。
I saw Ken cross the street.
私はケンが通りを渡るのを見ました。
We heard her sing a song.
私たちは彼女が歌を歌うのを聞きました。
I watched my brother play soccer.
私は弟がサッカーをするのを見ました。
🟨 知覚動詞+人+動詞の原形で、「人が〜するのを見た・聞いた」と表せます。
to不定詞との違い
want・ask・tellなどでは、人の後ろにto不定詞を置きます。一方、let・make・helpや一部の知覚動詞では原形不定詞が使われます。
I want Yumi to play the guitar.
私はユミにギターを弾いてほしいです。
I let Yumi play the guitar.
私はユミにギターを弾かせてあげます。
⚠️ 「人+動詞」が見えたら、前の動詞がlet・make・helpなのか、want・ask・tellなのかを確認します。
受け身にするときの注意
make+人+動詞の原形を受け身にすると、toが戻ります。
My mother made me clean the room.
母は私に部屋を掃除させました。
I was made to clean the room.
私は部屋を掃除させられました。
能動文のmakeではtoを使いませんが、受け身ではto cleanとなる点に注意しましょう。
練習問題
1.「ケンは私に自転車を使わせてくれました。」
解答を見る
Ken let me use his bicycle.
2.「母は私に宿題をさせました。」
解答を見る
My mother made me do my homework.
3.「私は妹が英語を読むのを手伝いました。」
解答を見る
I helped my sister read English.
4.「私は彼が通りを渡るのを見ました。」
解答を見る
I saw him cross the street.
🟨 原形不定詞の基本は、let・make・help+人+動詞の原形です。
まとめ
原形不定詞はtoを付けず、動詞の原形だけを使う表現です。letは許可、makeは強制、helpは手助けを表し、知覚動詞でも使われます。前の動詞と意味を確認しながら語順を覚えましょう。
中2英文法を、もう一度基礎から整理したい人には、こちらの教材もおすすめです。
